数日前、西日本を縦断し東北地方を横断した台風の影響でツアーが中止になりました。
ツアーの数日前から雨の降り方が定まらず悩ましい日々。
ツアー日は通過後のタイミングで急速に回復傾向になるので行けそうな気もするけど、強風は残るだろうし、台風の進路を見ても通過後は北風が入って気温が下がりそうで…。
この時期の低温に予測出来ない風雨は危険(辛すぎる)と判断し、前日朝に泣く泣く中止のご連絡をしました。
こういう時に限って、当日になると「行けたなー」という天気になるもので――ツアー予定日は朝こそ曇り空だったものの次第に雲も取れてきて青空も覗く天気に。
町にいる限りではやっぱり「行けたなー」でした。
こういう時は結果論にとやかく言ってはイケないのだけど、悔しいので、ツアー予定日に独り神仙沼へ行ってきました。ついでに山もダッシュで様子見。
そういえば、ガイド経験が浅かった頃は、大雨や暴風の悪天候時にこそ歩きに行っていたな。しかも装備(服装)をあえて弱めにして。
お客さんはガイドほどの装備(服装)は持っていないことがほとんどなので、こういうことをしないと適切な天候判断が出来ないし、判断を誤った時の辛さや危険さが身にしみない。よろしくない。
そんな頃を思い出しました。
行ってみたら、青空が覗いているとはいえ気温は8℃(麓の町は14℃ほど)。しかもやっぱり強風が残ってます。歩いている人はほぼいない。風が冷たくて手袋が欲しいくらい。
この寒さは、観光で本州から来ている人にはツラいでしょう。
山麓から見ていると大丈夫そうでも、やっぱりこうだよね。中止で正解でした。納得。
当ツアーではこちらから中止にすることはあまりないのですが、季節の変わり目の雨・風・寒さの組み合わせ次第で中止の判断をする場合もあります。
これからの季節、天候次第では寒さを感じることも多くなります。晴天時でも、少しの風で寒さを感じます。
風よけに雨具を常に用意し、長袖シャツの上には薄手の防寒具程度もあるといいですね。
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