自然のおはなし

自然のおはなし

ゆらぎ

植物を見ていると、同じ名前(種名)なのに見た目が違って見える、なんてことがよくあります。 こちら↓はハクサンボウフウという植物。山歩きをしていると見かけるセリの仲間。ニセコにもたくさんあります。写真は比較的オーソドックス(?)なハク…
フィールドワーク

夜の女王

キカラスウリは林縁や道端に生えるつる植物で、本州ではよく見られます。この花は夜になると咲き翌朝にしぼんでしまうという、変わった生活史を持った植物。我が道をゆく的というのか、ひねくれているというのか、そんな夜の花のお姿を見てみたいと思ってい…
自然のおはなし

ウメバチソウ(梅鉢草)

神仙沼湿原でウメバチソウが咲きだしています。 ウメバチソウ ウメバチソウの名は、たくさんの雄しべが梅の花のように目立つ所に由来しています。”黄色い玉”(腺体)がついた細かい糸状のモノがそれ。※ウメバチソウの ”鉢” は、この個…
自然のおはなし

ツタウルシにご注意を

ツタウルシはニセコにとても多い植物のひとつ。ウルシの仲間の中では最強の毒で、強い”かぶれ”を引き起こす原因になっている植物です。 ウルシ毒は正確にはアレルギー反応のひとつなので人によって症状の強弱が変化し、意外と大丈夫な人も…
自然のおはなし

地域の自然を記録する

先日の調査での鏡沼湿原 ここ数年のニセコは国際リゾートとして新たにホテルや施設が多く建っています。既存の遊歩道を歩く人は以前よりも増え、新たなアクティビティも生まれています。 そんな時によく問題になるのが、開発と自然環境とのバ…
お知らせ

きのこハンドブック

先日、青森県庁と奥入瀬自然観光資源研究会(おいけん)の連名で、 『奥入瀬渓流 きのこハンドブック』(河井大輔著) が届きました。 奥入瀬は風光明媚で稀有な自然環境が広がる自然景勝地で、そんな中で数多くの自然ガイド…
フィールドワーク

ヤマゲラはこの時期限定?

ヤマゲラは北海道固有種のキツツキ。北海道でしか見られないのだけど、見た目は本州に生息しているアオゲラにかなり似ています。ほぼ一緒と言ってもいいくらい。 ヤマゲラ ⇔ このヤマゲラ、ニセコでは4月に入った頃から鳴き出し、4月中旬…
自然のおはなし

双眼鏡を使いたければ、使わない

「今年は鳥の勉強を始めてみよう」とか「双眼鏡を買ったばかり」といった、鳥見初心者向けの記事です。 「鳥が見られるようになりたい」と自分の双眼鏡を購入して、「これでさぞかし見えるだろう」と意気揚々と森を歩いてみたら、「今までよりも…