国道から外れた集落の道を走っている時にふと、「自然観察遊歩道」の薄汚れた看板があり、、せっかくなので空いた時間に行ってみました。
こういった遊歩道って、誰も歩かない・管理もしていない荒れ果てた道だったり、二次林の中に柵に囲まれた大きな天然木が一本だけ…だったりであることも多く、どうもぱっとしないことがよくあります。
だったら調べておけばいいのですが、なんの下調べもしていません。
まぁまぁ、ハズレでも気にしない、気にしない。時間もあるし。
……ということで、少し立ち寄ってきました。
駐車場から歩き出そうとした途端、こんな看板でお出迎え。
そこいらの観光気分では歩くなよ、という管理側の気概を感じ、少し期待。
20分ほど歩くと、道は杉林の中へ。
これが素晴らしい森でした。
正直、ナメてました。「どうせ、たいした遊歩道でもないんだろうね」と。
スミマセン。
日本三大美林(天然)といえば、青森ヒバ・木曽ヒノキ、そして秋田スギ。
そんな秋田スギの天然林が残されています。しかも駐車場から20分程度歩いただけでそんな森に入れます。
ちっとも写真では伝わりませんが、この杉、樹高は50m超え。胸高直径は220cmほど。
北海道内で「でかい木だな~」と言っている木が高さ30mほどで、それですらなかなか出会えませんよ。直径も2m超えとなると、北海道では見たことないかも。
しかも何かスゴいって、そんな木が一本だけ柵に守られて細々と生きているわけではなく、森の作る一員として何本もそびえ立っています。
以前、秋田スギの保護林に行ったことがありますが、それに匹敵するスケールでした。
木のサイズで言ったら屋久島の縄文杉などに到底及びませんが、ワタシ的には、日本の里を感じる東北の秋田スギの方が好きです。
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コメント
そうなんですよ。歩きやすいし、穴場的な感じでした。
クマが多いようですが(笑)
本州はスギの人工林ばかりですが、やっぱり天然林はいい雰囲気ですね。
矢吹さんの面目躍如たる穴場発見ですね。
美しく立派な杉林、駐車場から20分も魅力的!
どんな香りが立込めているのでしょう。