最近少しずつ晴天率もあがり、春が徐々に近づいている感のあるニセコです。
今日も穏やかな天気。
ハシブトガラが遠くを見つめながら思いにふけっておりました。
突然ですが、鳥の声には、とっても大雑把に分けると「さえずり」と「地鳴き」というものがあります。
さえずりは、繁殖期に出す声で、主に求愛やなわばりの主張のための声。
原則的に、オスのみがさえずります。
地鳴きは、繁殖期以外にもだす声。いわゆる通常時の声、なので、オスもメスも出します。
まぁ、女性をお誘いするとき用の声と、雑談用の声を使い分けてるようなモノですね。
ご存知、ウグイスのさえずりは「ホーホケキョ」。つまりこれオス。
だけども、繁殖期以外のオスや、メスはずっと「ジェジェッ」と鳴きます。これが地鳴き。
(ウグイスの地鳴きは、特別に“笹鳴き”といいますが)
森の中では、こんな「さえずり」が、ここ二週間ほどで多く聞かれるようになってきてます。
今年は冬が厳しい年ですが、例年よりも早く聞かれだしているくらい。
まさに、繁殖のための“お誘い”合戦と、オス同士のなわばり争いが勃発中。
さえずりのヌシは、
ハシブトガラ、ヒガラ、シジュウカラ、ゴジュウカラ、キバシリあたり。
決して珍しい鳥ではありませんが、いつもの鳥たちがいつものようにさえずりだして、季節が進んでおります。
こんなことを感じられることが、意外とウレシイもので。
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