「いい道具の要素」

テント泊など、多くの荷物で長い間歩く場合、大型のザックが必要となります。
今年もずいぶんと悩みました・・・。
というのは、ワタシの大型ザックはこれ。
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好日山荘(山道具専門店)のバイレスザック。90 リットル。
とある中年山ヤさんに、思わず、
「うわぁぁ~、懐かしぃぃ~」
と唸られてしまったザック。
ということは、ワタシもすっかり中年ということか!?
かれこれ20年以上使っているもので、いまだ現役なのです。
パットもヘタっていて、ザック自体の重さも今のものとは比べものにならないほど重い。
しかもコンロやテントなどの各道具がよくなっている今は、たかが数泊の山行なら
これほど大きなザックは必要なくなってきています。
何より、今となってはこのザックに満載して歩き続ける自信もありません(笑)
とはいっても、使い勝手がすこぶる良く、頑強な作りで安心して使え、
チャックやベルトの類もいまだトラブルは一度もなし!小さな破れすらなし!
なかなかの名品なのです。
どうも買い替える気にならず、今年もこれで日高に行って来ました。
このザックで北アルプスや南アルプス、八ヶ岳・・・などなどのテント山行、
さらには、1ヶ月以上に及ぶ “歩き旅” もこのザックと共にありました。
ワタシにとっての道具って、機能性・使い勝手などとはまったく別問題のレベルで、
“愛着” という要素が大事なんです。
「使い勝手のいいモデルが発売されたら買い替える」
という経済力がないこともあり、こんな “愛着” を理由に使い続けている道具がたくさん。
野外道具では、「愛着をもって使える」道具を選ぶことも、とっても大事かと思っています。
とはいっても、野外道具は命に関わるモノ。
楽しむためにはある程度の余裕も必要です。
“現代の機能性” を重視して新しいモノを使い、出来るだけ余裕をもって楽しむことも大事。
“愛着” のある道具、使い慣れた道具を長く使い続けるのも大事。
「ボチボチ買い換えた方がいいかなぁ~」と悩みまくりの日々なのです。
そんな悩みも、道具の楽しいトコロ。ということで。

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