若者たち

今年は自然関連の専門学校で、植物やインタープリテーションについての講義をさせてもらってます。
北海道エコ・動物自然専門学校
1年生の間に、動植物を見て・調べて・記録して―という基礎的な知識や技術を勉強し、
2年生は、それらの知識や経験をどうやって「人に伝えるのか」という側面で講義をしています。
今日は前期の最終授業の日。
2年生がガイド役となり、1年生に向かって自然解説の実践をしてもらいました。
2年生は、「お金を頂いている」つもりになって真剣に準備をし、提供し、
1年生は、「お金を払っている」つもりになってキチンと他者評価をして、いいトコロは盗む。
そんな授業です。
自然ガイドという仕事って、
『動植物の識別がたくさん出来たり、知識が豊富なガイド=優秀なガイドさん』
と思われがちですが、そういうわけでもありません(とても大事な要素であることには間違いありませんが)。
それらの知識や経験をどうやって伝えるのか―、
ガイドを通じてお客さん自身が、「分かる・見れる・できる」ようになるのをどれだけお手伝いできるか―。
そこにガイド技術が問われます。
って、
こんなカッコいいことを語ってるワタシがいまだ出来ていないのですが、自然ガイドがず~っと目指すべき部分ですね。
若い学生たちは、全員がガイド志望ってわけでもないのに、
そんなトコロをしっかり理解し、頭で分かっているだけでなく、トライ&エラーにチャレンジしています。
純粋に聞き手のために準備し、下見し、実践し、反省し、改善点を考え、またトライ&エラー・・・。
中身の自然の話よりも、そんな姿勢が彼らには大事だと思っています。
いやいや、オジサンは感動しました。
こんな若者たちから、一人でも自然ガイドという仕事を目指すコが出てくるといいですね。
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