今年も町の自然講座、木の曜日講座を担当させていただきました。
今年のテーマは里の鳥について。
だけど、
身近で見られる鳥たちの写真を見せて紹介するだけじゃ、ガイド的にはちょっとツマラナイなぁ・・・
と思っちゃうわけで。
ということで、
鳥たちが
どんな場所で―、
どんなエサを―、
どういうふうに―、
食べているのか。
だからこんな形のくちばしなのね~。
というところをピックアップしてご紹介。
しかもこの時期は、会場になっている博物館で鳥の仮剥製を作るお手伝いをしているので、実物を見て・
触ることも出来ちゃいます。
前日に過去に作ったいくつかの鳥の剥製を選別していたら、この日の講座で用意したい鳥がなかったので、当日の午前中に急遽作ったくらい。
やっぱり実物を見ることに勝るものはありませんからね。
さて、嘴(くちばし)―。
“手” を持っていない鳥にとっては、嘴が、食べる・掴む・動かすなどの色々な働きを担っているわけで、嘴の形をキチンと観察してみるとその鳥の生活様式が見えてきます。
さらにそんな切り口で色々と調べてみると、とても興味深くフシギな仕組みが見えてきたりもします。
かのダーウィンも、鳥の嘴の形状から“自然淘汰と適応”いう着想を得て進化の仕組みを解明し、それがご存知「種の起源」の革新的発表に繋がったくらいですから。
そんな壮大な話しでなくとも、嘴をネタに1次会くらいの酒は飲めます。
さらに、羽をネタにすれば3次会くらいまではもちますよ。
それほど嘴というものはその鳥の生活を反映し、多種多様。
しかも、アタマの中で“仲間分け=分類”が自然と出来るようになるので、未知の鳥を見た時に「この仲間の鳥だな~」と見当がつき、さらにお得。
そんな講座でした。
だけども、最終的なワタシ的テーマはやっぱり、
知って・見て・気づきさえすれば、世界が広がりますよー
というところ。
そんなふうに地元で再発見出来たら楽しいですよねー。楽しいですよー。
ワタシ的にも新たな自分の課題がみつかって、いい機会でした。
さてさて、今日は明日の観察会&講座の準備をしなきゃ。
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