この日は、町主催の観察会でワタシが担当させて頂きました。題して「ふるさと探訪」。
テーマは、
秘境「小幌駅と岩屋海岸」を訪れる。
小幌駅とは室蘭本線にある無人駅なんですが、駅に通じる道路もなければ周囲に民家もないので、アプローチが困難な日本一の秘境の駅と言われる駅です。普通は列車に乗らない限り行けない駅。
「なんでこんな所に駅が必要なの?」
と感じてしまう、何もない駅なのです。
そこに歩いて行っちゃおう、というツアー。
だけども当然ワタクシ、珍しい場所へ行って、美しい景色を見て、早春の花々をみるだけではありません。
せっかくの倶知安町主催の観察会なので、倶知安駅を通る函館本線と小幌駅を通る室蘭本線の歴史を切り口に、歴史と人々の生活を知るツアーです。
まずは、出発前に博物館内でタブレットキャリアと言われる展示物の実物をキチンと見て、「タブレット閉塞」という鉄道の仕組みを知ることから。
そんなことから、これから行く駅の意義を知ります。
↓タブレットキャリア
お馴染みさんばかりの観察会なので、自然のことについてはワタシの通常ツアー以上に自由行動。各自が興味ある花々を勝手に観察してます(笑)
ワタシは、
「何かあれば聞いてくださいねー」
と言っているだけです。
砂防ダムひとつもキチンと見て、あーだーこーだ話してました。
色々な所に “興味” と “目” が向く方々なので、ワタシも楽しい歩きです。
当然足元の自然もキチンと見ながらですよ。
林道脇から沢、尾根、海岸と多様な環境を歩くので、自然のひとつひとつを見ていても楽しい道のりです。
それからさらにその地域の歴史を知ってみると、もっと楽しいものです。
博物館内で少し勉強した鉄道の仕組みを現地で見て駅の意義を知り、さらにはその駅と密接につながっていた人々の生活をイメージする―、そんな観察会でした。
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コメント
じゃ、いつかタブレット談義(笑)してから、一緒に歩きに行きましょう!いいところですよ。
環境省のパンフ、いまだにワタシは見たことないけど、そうらしいですね(笑)
町主催で全さんの話が聞けるなんて羨ましい限りです。
しかも、タブレットとか私大好きなもんで(笑)
この駅は北海道にきてから存在を知りましたが、なかなか話に触れる機会もなく今に至ってます。
あっ!
今日、洞爺のビジターセンターにあった環境省のパンフに目が留まり気づきました。全さんいますよね!