今シーズンから、ニセコの山々や羊蹄山を愛し活動の場にしている様々な立場の人が集まり、「ニセコ羊蹄山岳会」が結成されました。
ワタシも理事として関わらせていただいています。
山岳会といっても、みんなで登山を楽しみましょう!という会ではなく、
1、羊蹄山やニセコ山系の登山道の安全管理
2、それらを取り巻く自然環境の保護・保全・調査
3、コミュニーケーションを基とした情報・技術の交流
を目的とした山岳会です。
先日は、そんな山岳会の総会でした。
まずは、安全研修会。
「限られた装備の中で、限られた人員で、どうやって負傷者を搬送するか。」
野外活動をする限り、怪我の可能性は常につきまといます。
「お互いの技術や知識を共有し、より良い方法を模索しよう」
という研修会です。
ハイキング程度の散策路を夏山装備の面々。
ガイドがいたり、アウトドアショップの店長がいたり、羊蹄山避難小屋の管理人がいたり、様々です。
「早速、足を負傷!松葉杖をついてる!」(当然演技です)
「このくらいの傾斜と山道ならば、片足が使えなくなった時にはストックがいいのか、松葉杖がいいのか?」
そんな状況を皆で体感し、ベストな対応を探ってます。
当然松葉杖も手作り。
「じゃ、もっと歩けなくなっちゃったら?」
ということで、搬送法の共有と実践。ザック搬送です。
ザイル搬送も。
「道幅があって人がいれば、ザイルを使ったふたり搬送もありよね。」と。
実際の現場技術だけでなく、
「どんな装備がベストか?」
といったところも共有しながら、互いの向上を目指します。
充実の技術研修のあとは、総会と懇親会。
「明日は羊蹄山に登るので、深酒と夜更かしは避けて・・・」
なんて殊勝な気持ちはさっさと吹き飛び、会話に大いに盛り上がる夜なのでした。
はてさて明日の羊蹄登山は・・・? はまたの投稿で。
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