「コクマルガラス~声など」

この日はコクマルガラスはまだいるのか確認のため、前回出会った場所へ再訪。
前回見た場所にはいませんでしたが、周辺を探し回ったらやっぱりまだいました。
木に止まっている間は地上にいる時よりも警戒心が薄まるようで、ある程度まで近づいても気にしません。
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図鑑では「暗色型・淡色型・中間型、と羽色に変化がある」とあり、“羽色の個体変異” との見方が一般的ですが、「暗色型が幼鳥で、淡色型が成鳥」なんて説もあります。
変異なのか年齢なのか分かりませんが、同じ型でもよく見てみると色の変化が多様です。
いかにも白と黒の個体がいたり、白い部分のほとんどが灰色の個体がいたり、白い部分の一部だけが灰色がかっていたり、と多様で、特に後頸に顕著な違いが出るように感じます。
暗色型だって、よく見れば灰色がかった黒の個体もいるし。
何の違いなんでしょうね。
左は白、右は灰色。
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左から1羽目と4羽目の後頸は白ですが、3羽目の後頸は灰色がかってます。
しかも、左から2羽目と最右の見切れている個体はコクマルガラス暗色型ですが、最右の個体には後頸に首輪のような薄い灰色が入っています。
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トリミング画像。
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声も3パターンくらいはあるようです。
声のトーンは高めで、短めの声が多いようです。
ハシボソガラスのように濁った声も稀に出しますが、個体同士積極的に鳴き交わす時はこんな声でした。↓


さらに、もっと高い可愛らしい声も出していたのですが、どんな意味があるのでしょう?
滅多に見ることができない鳥のため、図鑑にも記述が少なくて分からないことがたくさん。
今日もまだいるのか確認に行ってみましたが、もういませんでした。すっかり移動してしまったようです。

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