この日は、傘寿をとうに過ぎたご婦人と一対一でデート。
ご年配の方の一人旅では、“自分で運転して動き回る” ということが出来なければ、ニセコのような場所では行ける場所がかなり限られてきます。
しかも、この年齢にもなればさすがに体力も足腰も弱まり、それをキチンと自覚されているからこそ、他人への気遣いから通常のガイドツアーなどには申し込みにくいものです。
『相手にしてくれるガイドさんもいなくて・・・』
と寂しそうです。
そんな方からのツアーのご相談。
「全然、OKッスよー!」
と軽いノリでご一緒していました。
別に自然景勝地の看板に行くのが目的ではありません(行ければ行くけど)。
別に山頂に立つことも目的ではありません(立てれば立つけど)。
その人が歩ける範囲内で、見ようとさえすれば、見るモノはあるものです。
それが、タンポポだろうがシロツメクサだろうが、いわゆる雑草だろうが問題ではありません。
それぞれに “自然をみる楽しさ” はあります。
そんなツアーが出来るようになりたい、なんて、ガイドになって以来ずっと思ってました。
この日のツアーの歩行距離は片道250mほど。
何も歩いていないし、観光的な写真も何も撮っていませんが、足元に広がる自然を前にあーだーこーだ言いながら、楽しいツアーでした。
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