ひとりぼっち

地球上のすべての生物は階級に分類され、一般的には『科 –(属)– 種』あたりがよく使われる分類階級でしょうか。
さらに『種(しゅ)』の下位には『亜種』というものもあり、地理的変異があるものには『亜種名』がつけられることもあります。
おなじみキタキツネは、分類上「イヌ科キツネ属アカギツネ(種)」であり、その「アカギツネ」の北海道亜種を「キタキツネ」と呼びます。
なのでキタキツネは大きな括りではイヌ科に属する生き物であって、同じキツネ属の「○○キツネ」だけでも世界中にたくさんいるし、タヌキやオオカミも属が違うだけでイヌ科の動物です。
こちらはホロムイソウ。
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神仙沼湿原でも見られます。
このホロムイソウ、地球上で ”一科一属一種” の植物。
分類上は、ホロムイソウ科ホロムイソウ属ホロムイソウ。
科以下に類縁がいない孤高タイプの植物。(単型)
ちなみに、イチョウやスギなんかも孤高タイプの植物です。(スギは以前はスギ科に分類されていましたが、現在はヒノキ科の植物なので”属”以下が単型)
ガイド的には、
「どんな花を咲かせるのですか?」
などと聞かれると、
『○○の仲間なんで、○○っぽい感じなんですよねー』
などと言うことが出来ずに説明が難しい……。
花を見に行ったら、すでに実になってました。

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