遠く九州から、馴染みのお客様が来てくれました。
ニセコに来るだけで丸一日かかるような遠方からわざわざ自然ツアーを中心に来てくれて、ただただ嬉しい限りです。
私のツアーでは毎回、絶景が見られる自然景勝地を歩くわけでなく、北海道らしい「これぞっ」という動植物を見に行っているわけでもなく、美味しいお店にお連れしているわけでもなく……人間側が自然に合わせて、自然に対する感度を上げる――ただそれだけ。
実際に観察しながらそのためのノウハウや持論を紹介しているばかりなのに、そんな部分を好んでくれます。
暖かかった次の日のツアー日は、たいそうテクニカルな雪質で、時折雪が混じる天気。
誰もいない森を歩き、双眼鏡の使い方から鳥探しのコツ、姿と声で識別する際のポイントなど…鳥だけでなく樹木の見方も知り、森全体も見る。
当然、ただ純粋に雪の森の美を愛でたり、ついでにちょっと遠出ドライブもしたりして―。
特に、ツアーの宣伝文句になるようなキャッチーなことをしているわけではないので相変わらず分かりにくい楽しさですが、私のツアーはこんなでいいんだろうな、と思っています。もう開き直って。
この日のツアー中に実際に見られた鳥・声だけ聞かれた鳥たちを、まとめてどどっと写真でどうぞ。（写真はツアー中に撮ったものではありません）
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