二週間の東北出張から帰ってきました。
簡単に言えば、「ここに行きなさい」と示された道もない場所に行って、そこの森を見て(調べて)くる、という調査仕事。かれこれ15年ほど毎年行っているけど、今年が最後になるかなぁ。
30年以上前に初めて北海道に来た時には、道内の風景を見て「北海道って日本らしくないなぁ」なんて思ったものだけど、今となっては、東北で森や里の自然・町の風景や暮らしなどを見ると、改めて「日本らしいなぁ」と感じます。
長いですが、この時期の秋田県の森や植物を写真でどうぞ。
▼北海道ではレアなセンブリも本州ではメジャーな秋の花
▼「ミドリニリンソウ」ってよく聞くけど、「ミドリウメバチソウ」は初めて見た。
※花弁が変形?して線状となり萼が花びらのように見えているだけで、「ミドリウメバチソウ」なんて名前はありません。
▼マツブサも北海道では道南の一部のみ
▼こんな沢をひたすら詰めて…
奥の森へ。
▼カモシカがいたけど、コンパクト防水カメラじゃこれが限界。
何度か突然「ガサッ」と物音がしてクマかと身構えたけども、カモシカやイノシシだった。
▼目を凝らしてもよく分からんので、写真をトリミングしてみた。
▼本州は神社仏閣の風格が違う
▼キヅタが普通にある
▼ヤブツバキのような常緑樹も北海道人には見慣れない
▼カラムシは繊維を取って様々なものに利用し、古来から日本人に馴染みの植物です。馴染みというだけあって、普通にあった。(北海道では見られません)
▼森の中にエビネが畑のようにたくさんあった。花の時期に見てみたい。
▼ちなみに花はこんなです。かつて北海道内で探したもの。
▼北海道内で見つけることを諦めた、ヒメサジラン。沢の中のコケに付いていました。
▼サワフタギの青がスゴイ。別名「ルリミノウシコロシ」といいます。
その他の景色はギャラリー形式でどうぞ。
コメント
森が深くてきれいですね。ヒメサジラン・サワフタギ見てみたいです。
東北地方nお仕事お疲れ様です。
コメントありがとうございます。
10月下旬の東北って、ちょうど紅葉が進んでくる時期でブナ林の紅葉が綺麗でした。
ヒメサジランはさすがに北海道産は難しいけど、サワフタギは今年ニセコの鏡沼調査で見つけて、「へぇー」でした。
珍しい樹木というほどでないけど、なかなか見ないですよね。特にここまで実付きの良いサワフタギは初めて見ました。