年末は毎日ツアーをやらせていただいています。
スキーはほぼしないで、ツアーのためにわざわざニセコへ来てくれるお客様ばかり。いつもながら、本当にありがとうございます。
一部マスコミでは『物価が上がり、リフト券が上がり、インバウンド観光真っ盛りなニセコ』などと報道されています。
スキー場は昨今の燃料高騰の中で日々莫大にかかる光熱費に加え、スキーバブルから40年以上経過して設備老朽化が進み、だけれどもかつてほどのスキー客は見込めず……廃業に追い込まれてるスキー場が全国に数多くあります。
そんな中、ニセコでは外国の方々が来てくれるおかげでリフトを架け替えることが出来、より輸送力を上げることで待ち時間を短縮して利便性を向上させています。一般の人が想像できないほどの莫大な投資と光熱費をかけて運営されているのです。
これからの時代、将来に渡って運営が出来るスキー場はリフト代が上がるのも当たり前のことかもしれません。
とはいえニセコの現実問題として、スキー自体がお金のかかるレジャーになってしまっているし、日本人が個人で静かに過ごせる場所が少なくなっているのは事実。
その他にも地域の問題は諸々ありますが、ニセコの最大の魅力はその分野での経験が豊富な、個性豊かな人間が集まっている地域――というところ。”変わり者が多い” とも言われる、「人の魅力」です。この魅力は私がニセコに移住して以来、数十年と変わっていません。リゾートとしてのニセコなんて、ホント、うわべの・見た目だけのひとつの側面に過ぎません。
こんな人たちは規模は小さく広報力・発信力も乏しいことが多いのだけど、多くの個性豊かなガイドたちが様々なスタイルで素晴らしいツアーを行なっていて、自然の中で遊ぶ魅力を発信しています。ガイドだけでなく、小さな飲食店やショップもそう。
そんな「人」の魅力は、ニセコの一番の変わらぬ魅力だと思っています。
そんな ”地域の魅力” の一人になるべく『いつまでも変わらなくて、ヤブキさんらしいっすね~』と言われるよう、「ツアースタイル」は頑固に、だけど「仕事」は柔軟に、出来ることには新たなチャレンジをしていきたいと思っています。
2025年もよろしくお願いします。
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