見て・気づいて歩く楽しさ

地元に住んでいる人とスノーシューツアー。

地元に住んでいても、森の中を歩きに行くなんてことをする人は意外と少なく、ましてや私のツアーのように自然のアレコレを見て・知りながら歩くとなると、さらに少なく難しいかもしれません。

だけど大事なことは、知っている・動植物の名前が言えることではなく、自分で気づくことが出来るか、という部分。私がいつも言っている「自然を見ようとする”目”」です。
この部分は、知識量じゃなく意識次第ですんで誰でも出来ます。

自宅から車を十数分走らせれば来れちゃうような場所なんでただ散歩のように歩くだけでも気持ちがいいんだけど、せっかくなんで「見て・知って・また見て」なんてことを少し繰り返せば「気づき」が増えてきます。私に教えてもらうよりも、自分で気づいて・考え・観察したほうが楽しいし、そうすれば、近所の散策路が違った目で楽しめるのでしょう。

そんなふうに、春の雪の森を歩きながら樹木を見たり、鳥を見たり、動物の足跡を見たり……。

気ままな、思いつくままの、まったりツアーでした。

「なんだかイワガラミの花を見ているな」と思ったら……

葉痕がカワイイ、と女性陣。
オジサンには、そんなカワイイものを見つけるセンスはありません。
というか、イワガラミの葉痕がこんな形なのも知らなかった。

自然を見て歩くのに、初心者も経験者もありません。
経験者は初心者よりも少し識別力に長けている、というだけ。
私が気づいていない部分に気づくだけ、私が教えてもらったくらいです。

私はひとり、木に着生したオシャグジデンダを見て「春だな」と感じていました。
(オシャグジデンダは冬の乾燥期は葉を丸め、春が近づくにつれて伸展させていきます)
これはちょっとマニアックなんで、スルーでいいです。

こんなふうに「気づき」は自由で、そこがいい。

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