道端や林縁など、何気ない場所に多いタデの仲間たち。
ツアーでは普通あまりピックアップする植物ではないけども、群生すると意外とキレイだし、見分けようと思うと難しいので、見たら見たで面白い植物ですよ。
珍しくツアーで質問されてピックアップしたので、今回はこれらを紹介。
この仲間たち、私もつい5~6年くらい前まで毎年混乱してましたが、今はもうすっかりマスターしました。
植物の中で、覚えるのに苦労する仲間たちは、
- 名前が似ていて混乱する
- 姿が似ていて混乱する
- 見た目が違って見えるのも多くて(個性の幅が広くて)、名前が決められずに混乱する
などのパターンがあるけども、タデはこのすべてに引っかかります。
だから慣れないうちは混乱しちゃう。
こんな仲間たちは、
図鑑を見ては分かったつもりになって翌日には忘れ……
シーズンに何回もそんなことを繰り返しては翌年にまた忘れ……
を自分がイヤになるくらいやって、見る経験値を増やすのが一番です。
混乱している人は、単に見る経験値が足りてないだけ―。記憶力がない、とか関係ない。
そう考えれば、シンプルです。そう考えるようにしています。「オレはバカだー」とかヘコむのは無駄ですから。
ただ意識的に見続ければいいだけです。あるとき急に頭が整理されて光が差し込む時が来ますんで。
私もそんなことを繰り返して、やっと今では “パッと見” で分かるようになりました。名前もスムーズに出てくるし。
昔はホント、苦労しましたよ。
まずはこれが基本。イヌタデ。
こちらもよく見る、ハナタデ。
こちらはハルタデ。
これもちょくちょく見る、ヤナギタデ。
こちらはオオイヌタデ。
こちらはサナエタデ。
さらにこちらはネバリタデ。
どれも極端に珍しいわけでもなく、行く所に行って気にして歩けばそこそこ見ます。
普通は始めの3種を覚えるのがいいけども(多いので)、私はそれだけでも苦労しました。
さらに困ったことに、こんな、一見イヌタデに見えるような立ち姿のハナタデなんかもよくいます。
花っぽい花は咲かせないので普通はスルーでも全然いいですが、植物を見分ける難しさの入り口にタデにチャレンジしてみるのもアリかも?!
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