1980年って、どんな年でしょう?
王貞治選手が世界記録の868号ホームランを打ったのがこの年。
山口百恵が引退したのもこの年だし、ジョン・レノンが殺されたのもこの年。
社会情勢では、イラン・イラク戦争が起きました。
当時小学校中学年の私は、この年に発売された任天堂ゲームウォッチに憧れました。
さて、先日まで毎年恒例の洞爺湖中島でのエゾシカ調査に行ってました。
この調査、1980年から行われ続けて今年で35年。
「シカと森林植生との相互作用を解明するための基礎データをとる」
ことを目的に、35年ものあいだ同じ手法・同じ場所でデータを取り続けています。
こんな研究は他ではなかなかありませんよ。これだけの長いあいだ、ひとつの自然を見続けるなんて。
そうそう真似できることではありません。
そんな調査に、ワタシも毎年声をかけてもらっています。
今年でもう7~8年くらいになるでしょうか。毎年勉強と刺激を頂いております。ありがとうございます。
また関わり続けていると、思わぬトコロで思わぬ人脈の繋がりもあり、そんな楽しさもあります。
業界狭いモノです。
調査当日は、急角度の斜面を登って下って・・・を一日中繰り返しながら、一班10人体制の計30人近い若い学生と現場を歩き続ける調査。場所によっては、多少の危険も伴います。
私はあくまでガイドとして、安全管理やら時間管理・ペース配分などに気を配りながら、皆が一日通して歩けるようにするのも役回りのひとつ。
とはいえ、そんなムズカシイ感じでもなく、
「楽しい雰囲気で歩かないと、安全にチームワークよく一日歩けないよー。じゃないと調査なんて出来ないし。」
ということで、ワタシが一番テンションあげあげな感じです。
妙なテンションのオジサンガイドに若い学生さんたちが無理やり合わせてついてくる、といった感じなのです。
オジサンもまだまだ負けてはいません。
今のところワタクシ、筋肉痛の気配もなく安心していますが、もしかしたら明日以降になるかもしれません。
見ものです(笑)
とにかく今年もまた一年積み重ねました。関係者の皆さま、大変お疲れ様でした。
↓現地調査だけでなく、学生たちの研究発表の時間もあります。ツッコミを受けながら勉強してます。
↓現場ではひたすら歩き続けます。
↓森の勇者たち
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コメント
今年は植物の春は早く来そうですね。
鳥は・・・個人的には見てみたいけど、さすがにね~(笑)
こちらは雪や風がひどく、大変な日が何日もありました・・
早く春がきてほしいです(汗)
そして『鳥見の会』に参加したい!
こっちで鳥見の会の開催予定は?!
さすがに、無いですよね〜(苦笑)
お久しぶりです!
まだ道東なんですね。今年は雪が大変そうですが大丈夫ですか?
ワタシは相変わらずちょくちょくと色んな所に出没しています。来週は洞爺湖で観察会だし(笑)
こちらに来る際はぜひ遊びに来て下さいね~。
そちらの自然情報もぜひ教えてください!
ご無沙汰しています。
洞爺にいらっしゃってたんですね。
と言っても、私はまだ道東ですが・・
矢吹さんと山歩きした日が懐かしいです。
私、先日ヒレンジャクを見ました!
職場で保護した鳥ですが・・飛びたっていくのを見送りましたよ〜