山麓の森では残雪量が1mを切り、鳥のさえずりが聞かれてきています。
冬の森よりも、誰の目(耳?)にも鳥の気配を感じられる雰囲気になってきました。
この日は鳥見がひとつの目的でもあるのですが、山麓では混群も解消されて分散している感じがあるし、ササが頭を出してきているので冬のように自由に歩きにくくなっています。
しかも、さえずりが本格化するにはもう少しかかります。
なので、
「山麓ではさえずりが聞かれ出して鳥の気配が分かりやすい、といっても、標高を上げた雪の森の方が意外と見られるかも?」
というワタシ的・ひねくれた読みで、あえて一面雪の森へ行ってみました。
鳴き声がしない分、 ”見つけ出す目” といったアンテナ感度が問われるのですが、それが逆に面白いかもしれないし。
ビンゴ。
コゲラはずっと近くをウロチョロと。
角度が…
こっち向いてくれ…
よし。
ツアーだったので鳥レンズを持っていっていないにも関わらずこのサイズ感なので、いかに近くに来てくれたか分かるでしょう。
他にも、ハシブトガラやらキバシリやらアカゲラやらも間近で観察。オオタカなんかも飛んでました。
ただの”運任せ”で鳥を探しながら歩くのではなく、見つけるためのアンテナの磨き方と目を向ける場所、立ち止まって探すべき場所…といった”見つけ方・探し方”に触れながら、実際に出会えた時の”見方”も実践。
『ツアーだから見られた』のではなく、お客様が自宅に戻ってからも自分の”目”を磨いて歩く楽しさをメインに、盛りだくさんの内容でした。
今年の4月は、標高を上げても残雪量は1mちょっと。
山麓ではもう、夏の遊歩道ベースでしか歩けない感じになりつつあります。
雪の森を歩くのもおしまいかな、という季節になりました。
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