ワタクシ、巨木好きです。
今まで、公開・管理されている巨木から、誰も行かない森の奥の巨木まで、たくさん見てきました。
だけど今回の出張で見た巨木はピカイチ!
ケヤキの巨木です。
巨木の写真を撮るといつも思うのですが、イマイチ大きさ・迫力が伝わりませんよね。
人を一緒に写す、とか、カラスが止まっている、とかしないと大きさが分かりません。
とりあえず、長靴を置いてみました(笑)
幹周りが12mほど、ということは直径4m近く。六畳間の長辺よりも大きいくらい。
樹齢は1000年ほど。
全国を見渡せばこれ以上の太さや樹齢の樹はありますが、この樹はなんといっても・・・
・落葉樹の上、株立ちではなく一本立ちであること
・近寄れないように、柵などでぐるっと管理されていないこと
・幹や枝に傷がなく、ほとんどの枝に大量の葉っぱを付けているほど生命力が旺盛なこと
・特に人が訪れる観光地ってわけでもない民家の玄関先にあり、静かなこと
・何より、素晴らしい樹姿であること
単純に樹齢や太さだけではナイのです。
なかなか、こんなふうに揃った巨木はありません。
巨木といっても、詰めかける観光客からのインパクトから守るために柵を設けたり、治療をしたり枝を支えたりして何とか生きながらえているものも多くあります。
その点、ホントに素晴らしい生命力溢れる樹でした。
どうやらこの樹は、八幡太郎義家が一宿一飯の恩義としてこの家先に植えたそうです。
八幡太郎というと、“前九年・後三年の役” の時代に活躍した、清和源氏の祖。
その後の多くの武将からも英雄視された人物です。
歴史の重さも違いますね。
いたく感動しました。
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