泊りがけの仕事から帰ってきました。
『ニセコは雪、ニセコを離れれば晴れ』
という相変わらずの天気で、途中の道のりは快適な出張でした。
今年は “良い降り方” をしています。
しかしここ5年くらい(?)は、冬の出だしが遅かったり真冬に雨が降ったり、なんかヘンな雪の降り方が多い気がします。
しかも最近の “爆弾低気圧” の言葉のように、真冬なのに暖かい日があって雨が降ったかと思えば、一晩に50cm以上も積もるような猛吹雪の日があったりで、まるで災害のような日もあります。
仕事柄、過去に記録的な悪天候になった時の天気図を保管しているのですが、昨年の12月10日の天気図はこんな。
この時の上空には、真冬でも稀なマイナス42℃の寒気が入り、強い北風が雪雲を札幌市付近に運んだことで、札幌市の積雪は一気に50cmも増えて62cmの積雪となりました。12月上旬としては15年ぶりの積雪量を記録しました。
さらにこの後のクリスマス時期には爆弾低気圧がやって来て、さすがの札幌でも災害級とも言える50年ぶりの大雪となりました。
しかしこの時のニセコは、両日ともにちっとも雪が降らずに風が強いだけ……。
その点今年の冬は教科書通りの冬型気圧配置が多く、そんな時は西寄り(北西)の風が優勢となってニセコでは連日雪ばかりとなります。当然積雪量もどんどん増えます。
こんな時の札幌の雪は大したことはなく、フツーになるのが典型的なパターンです。
10年以上前のニセコって、いつもこんなだった気がします。
今年のニセコ・・・猛吹雪という日は今のところほとんどなく、だけども毎日20cmくらいは積もり、毎日氷点下の気温で溶けることもない。
その分なかなかスッキリ晴れたり暖かい日はありませんが、冬のニセコでは当たり前な天気なのです。
『適切な季節感』って、いいことです。
たまにはスッキリと青空が出て暖かい、というのも魅力的ですが、こんなふうな冬がいいですね。
ニセコでは、4月いっぱいまでは雪の季節。
冬はまだまだこれからですが、今年の冬はどうなるでしょね?
今週もありがちな天気予報でした↓(笑)
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