北海道の春は早い場所で3月末くらいから―、ニセコでもGWくらいから一気にやってきて、森の中は雪の季節から花の季節へ移り変わります。
そんな早い時期は、春植物の群落を楽しんだり鳥を楽しんだりが最高!といった季節なんだけど、6月半ばを過ぎる頃には一転、森の中が地味な季節になります。
鳥の声は一時の騒がしさがなくなり、目立つ花も少なくなり、虫も多くなり……こんな雰囲気が7月半ば過ぎくらいまで続きます。
春は誰の目にも気づけるような「花・花・花」といった感じだけど、今時期は「地味な色の花」とか「数が少なくてすぐに見逃しちゃうランの仲間たち」、さらには「シダ」やら「スゲ」やら……山麓の森はツウ好みかもしれません。
まさに、気づくかどうか、が勝負なんです。
この時期に普通に自然を楽しむには、山に登った方がキャッチーな花も多いので楽しく快適なもんですが、ここは敢えて山麓を歩くのもワタシ的にはアリ。
最近のツアーはそんなツウなご要望ばかりだったので、ニセコ周辺の地味な森の中を、虫にも負けずにうろちょろしてました。
狙ったわけでもないけども、思いがけずにこんなのいた、という花々を。
アオチドリ
思いがけず、スズムシソウ。
ササバギンランはたくさん。
コケイラン
花びらがキレイな、オオバナノミミナグサ。
道端でタニウツギが咲いてた。
ズダヤクシュって、写真に撮るのが意外と難しい。
ここまでタイミングがばっちりのサイハイランは初めてかも。
シダは美しい季節ですよ。
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コメント
はーい、緊急事態宣言下でも健康維持の為、週1~2回は低山を歩いていますよ。
今年はランやキノコとの出逢いを求めて、今のところ念願叶っています。
今後はホンゴウソウ、クロヤツシロラン、ツユクサシュスランを見られたら嬉しいです。
今日はキヌガサタケに逢えるかも?
お久しぶりです。
元気に山を歩いてますか?
サイハイランは、狙いは別モノだったのですが思いがけずにいい個体との出会いで、こんなに色とりどりな感じなんだな~、と再発見でした。
サイハイランの色が濃く、水平な位によく開いていますね?!