天売島でキャンプをした目的の一つに、ウトウの帰巣を見る、ということがありました。
ここは世界でも最大のウトウの繁殖地。
この島で繁殖するウトウは30万つがい、60万羽以上とも言われ、夜明け前に洋上でエサを獲るために巣を出て、夕方に巣に戻ります。
毎晩繰り広げられる、その帰巣シーンはまさに圧巻です。
天売島を代表する鳥「オロロン鳥(ウミガラス)」。消防署にもオロロン鳥のデコイ(模型)が。国内では絶滅の危機に瀕していて、唯一の繁殖地である天売島では保護が進められています。
何せウトウの数が多い。トイレのドアも開放厳禁。
崖に近い土中に1~2mの穴を掘って子育てをします。親鳥が捕ってきた魚を狙うウミネコとの争奪戦が毎晩繰り広げられます。巣穴の近くでウミネコさんはすでに臨戦態勢。
いよいよ、帰巣の時間。空が鳥で埋まります(暗くてよく分かりませんが・・・)。
ウトウ。世界でも、こんな間近でこのスケールの繁殖地を見られるのはここだけ。
繁殖のために鳥で空が埋まり、そこかしこで鳥が巣に入り、他の鳥達と入り乱れるこの風景は、ほんとにスゴい!
鳥が大して好きでない人でも、この風景だけで感動ものです。
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