ニセコ大沼

ありがたいことに、夏休み期間も含めてちょくちょくとツアーのご予約が入ってきています。
私のツアーでは、周囲の自然を見ながらの、(かなり)ゆっくりペースの山歩きなので、
限られた時間内で最大限ゆっくりとするためには、常に登山道の状態の把握が欠かせません。
「ゆっくりしながら歩いていたら、思いのほか登山道が荒れてて、時間がさらにかかっちゃって・・・」
「あっ、日が暮れちゃいましたね・・・」
ってわけにはいきませんもんね。
ということで、今日もニセコの山の下見。
この時期は一週間もあれば状況がどんどん変わってしまうので、空いている日はすべて下見(フィールドワーク)の日。
今日は用事を済ませて、午後2時過ぎから大谷地湿原から大沼付近へスッタカターと下見。
沼のすぐ近くを登山道が通っているので、水没しがちのルートです。
やっぱりね・・・
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でも自分の目で見たいタチなので、通れないのを覚悟して出発。
大谷地湿原は「フサスギナ」の生育地。
フサスギナは日本で北海道だけに分布する植物。
ここ大谷地湿原で初めて発見され、当初は国内ではここにしか生育していないと考えられていました。
その後の調査で、道内のほんの数か所に分布していることが確認されましたが、とにかく貴重な絶滅危惧種。
だけど、かなり地味です・・・。要は ”ツクシ” の親戚なのでね・・・。
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ツマトリソウ
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オオバタチツボスミレ
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ハクサンチドリ
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登山道には多少の雪もありますが、問題なく歩けます。ただ、ぬかるみ多し!
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登山道脇にはミネザクラ。
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大沼に着くと、案の定・・・・・・道は水没。
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かなりの水没具合でした。
ちょっとがんばれば通れる、っていうレベルでもないかな・・・。
7月半ばくらいまでは、五色温泉(イワオヌプリ)方面から大谷地・神仙沼方面に縦走することは難しいかも、です。

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