季節はすすむ

ここ一週間はすっかり春の陽気で暖かい毎日です。
数日前から鳥の渡りも本格的に始まった感があり、日に日に見られる鳥が増えています。
鳥の渡りはその年の天候や残雪量には関係なく、一定の時期に行われます。
渡る先の天気予報を見てから越冬地を出発するわけではないので、その年の気温などはほとんど関係ありません。
(昼と夜の日照バランスにより “渡り” を促すホルモンが分泌される、と言われています)
ただ、観察する人の地域の天候(残雪量)によって、来てみたらエサが摂れない状況、となれば、そこに居着く個体数は一時減ります。
すると、(観察者にとって)見られる時期が前後するわけです。
それをテレビでたまに聞くように、
「今年は寒い日が多いので鳥の渡りが遅れています」
などと言うと、ちょっと勘違いしちゃうような表現ですね。
ここ数年のニセコは残雪量が多く、
見られるであろう時期に―、見られるであろう鳥が―、見られるであろう場所で、
確認できないことがありました。
なので、天候や残雪量を見て、他地域に遠征するしかなかった。
しかし今年は3月からいい感じ。例年のような雪の量です。
アンテナをキチンとはって見ていれば、夏の間ずっといる鳥からこの時期限定の渡り鳥まで、いつもどおりに渡りが進んでいるのを実感できます。
これからどんどん季節は進みますよ。
アンテナ感度上がってますかー?
雪の少なめな畑をよく見れば、点・・・・・。もしや・・・と思い・・・
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やっぱりタゲリ!北海道ではこの時期限定です。
日本ではなく大陸で繁殖するので、3日もしたら旅立っちゃうかな?
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雪が溶けているところで、エサをついばんでます。
土に同化しているので、発見難易度高し!!
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ニセコではまださえずってませんが、もう待機中。ヒバリ。
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春の陽気に誘われて、タヌキも闊歩してました。
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