昔の自然ツアーって、ニセコに来た “ついでに” 参加してくれるお客様が多かったのですが、独立してからはツアーのためにわざわざ来てくれる、というお客様も多くなりました。
自然を見る目的でツアーに来てくれる―って、当たり前のようですが、ガイド的にはウレシイものです。
今日も小樽のホテルに泊まっているお客様が、ツアーにためにニセコに朝イチで来てくれました。
ツアーが終わればまた小樽へ。
ありがたいことです。
そんな今日のお客様は、森を歩きながら個々の花や鳥を見るというよりか、感性のおもむくままに森全体を見て・感じて写真を撮る、という楽しみ方をしてらっしゃる方です。
そうなるとワタシとしては、ニセコらしく、今時期ならではで、かつ美しい森にお連れして、あとはいつもの放置プレイ。
ワタシはワタシで、ニリンソウの森や―
雪の中のツクシを撮ってました。
もうすでに森の自然とお客様なりに向き合ってますんで、個々の花や鳥などは別にどうでもいいのです。
ワタシが花や鳥の種名を言ったのは、ごくわずか。たまに、「美しく見える大事な要素となっている個々の自然」をちょっと観察したり・解説するくらい。
種名なんぞ、これから先に興味が出てくればその段階で知ればいいのかと。
これもひとつの楽しみ方ですね。
1dayツアーで、しかも1対1のツアーだったので、
じっくりと歩くべき所では時間をかけて、移動の途中でも見るべきものにはいちいち車を停めて見て、様々なタイプの森の姿を見ながらフルに動き回ってました。
時にはキレイな森ばかりでなく、“いただけない森” というのもキチンと見て、正しく自然を見る目と感性を大事に。
二人して、個々の鳥や花や雄大な自然風景といったものには目もくれず、ひたすらに森の姿に着目する一日でした。
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