天に近い木

2017-10-17%2009.53.39_034.jpg
日本の(天然)三大美林として、
・青森県の青森ヒバ
・秋田県の秋田杉
・長野県の木曽檜
が有名です。
仕事で東北に行っているついでに、秋田杉の森を歩いてました。
ここは10年近く前にも来たことがあったのですが、当時は「でっけーなぁ~」と驚くばかりで、どれだけスゴいのか分からなかった。
さらに木の大きさに目を取られて、その森にどんなモノが生えているのか、なんてちっとも見てない。。。
色々な部分で経験値不足です。
そんな場所へ、今回、念願叶って再訪。
木の高さって、道内を植物調査で歩いても、樹高30mを越えれば「スゴい!」というレベル。そんな木は滅多に見ません。
こちらの秋田杉・・・なんと樹高が58m。
広葉樹に比べれば、針葉樹は通直に伸びて背が高くなりやすいとは言っても、遥か昔から人間に利用され伐採を繰り返されてきた杉の木。そういう意味でも、こんなサイズの木が残っていることは、奇跡みたいなものですね。
そんな、樹高50m前後の木が何本もある森。
はっきり言って、ここまで大きいと、もうよく分かりません。
上は見えないし、感覚も麻痺してきて、50mだろうが80mだろうが全然分からない(笑)
そういう意味でも直径が太い木の方がウケるのでしょうが、間違いなく、比類のない森です。
杉の木は神社などによく御神木としてありますが、天から神が杉の木から降りてくる、ということで、神様の依代(よりしろ)という意味合いもあります。
これだけ大きければ日本で最も天に近い杉なワケで、神様もさぞかし降りやすいことかと。
2017-10-17%2010.07.39_056.jpg
2017-10-17%2009.59.12_043.jpg

コメント

This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.