ニセコはバックカントリースキーの盛んな所。
『ウチの旦那はバックカントリースキーばかりで今日も山を滑りに行ってる。だけど私はそこまで滑るのが得意じゃないので、ニセコに来るといつも別行動なんです~』
なんてお客様が、シーズンに数回ほど、ワタシのツアーに申し込んでくれます。
そんな時、ワタシ的にはただ自然ツアーをやってもなんかつまらない。
バックカントリーを滑らない(滑れない)人にとっては、手軽にそんな世界を覗こうと軽い気持ちで山に行ってみる、というワケにはいきません。
その上、“少しだけ垣間見る” ということすらなかなか難しいものです。
となると、『ウチの旦那は、どんな所に行っていて、何が楽しくて、どんな景色を見ているのか』すら、ずっと分かりあえませんね。
ワタシ自身、プライベートでは山も滑る身なので、圧雪されていない自然の斜面を滑る楽しさは充分に分かっています。
ならば!
旦那さんが気持ちよく滑っている斜面を眺めながら、こっちは森の中で静かにお茶でもして……みたいなコトが出来たら、奥サマにしても旦那さんの楽しんでいる世界を少し知り、だけども奥さんは奥さんで山の自然をゆっくり楽しんで……下りはスノーランブラーでタラ~っと自然の中を滑る。スキーが出来なくてもOK!
よし、この作戦でいこう!
あえて冬山っぽく斜面を登り(森の中の緩い登りを30分程度ですが)、バックカントリースキーヤーも誰もルートに取らないような場所を目指します。あえてここを歩く意味が分かりませんから(笑)
山を眺望できる開けた場所に到着!
スキーヤーの「ヒャッホー!」という歓声を遠くに聞きながら山の斜面を眺め、のんびりお茶。
「あのスキーヤー、もうすぐ滑り出しますよ~。あの斜面を滑るんだろうね~」
「あっ、あそこにもボーダーが!気持ちよさそう。。」
これもニセコらしさです。
夫婦の間でも、お互いの趣味の世界を知って理解・尊重すれば、夫婦仲がより円満になるってモノです(?)。
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