この日は地元・ガイド仲間と、地元・羊蹄山麓半月湖周辺の植物調査の日。
鳥の調査は私自身の趣味みたいな感じでずっとやっているけど、山麓の遊歩道の植物がキチンとリストアップされたものは町にはありません。あっても多くが50年近く前の記録ばかり。
そんな部分を少しでも補うべく、昨年夏と秋に ”ニセコ羊蹄山岳会” の有志が集まって植物調査を行ったので、今回はその春季調査分です。
色々な植物が楽しめるのは6月からくらいだけど、春のこの時期だからこそ見られる、というモノもたくさんあるのでそんな植物狙いです。
地元のガイドを始めとする団体(ニセコ羊蹄山岳会)が遊歩道の草刈りなどの管理をしつつ、その道を使って今の自然をキチンと記録する―。
一大観光リゾートとして発展するニセコだからこそ、個人レベルではこんな小さく地道なことをやりたいですね。
調査なので、当然花が咲いているものだけでなく葉っぱだけだろうが樹木だろうが―、シダもイネもスゲも(いわゆる雑草)もすべて見分けて記録していきます。
ここの場所は私自身もツアーやフィールドワークで数え切れないほど歩いているけど、すべての植物を記録するぞ!というシビアな目では歩いていません。
そんなシビアなスイッチを入れて歩いてみるとやっぱり色々と気づくことがあるもので、「こんなのもあったんだね~」という発見があります。
半月湖遊歩道~羊蹄山登山口周辺で、現段階で330種を超える植物が確認出来ています。
あと一回調査があるので、もう少し増えるかな?
地味だけど、地元の今の自然を知る大事な活動です。
(クジャクシダが伸びだしています。このタイミングもキレイ)
(ヒトリシズカも)
(シラネアオイだって)
(サンカヨウもいい)
(オオバショリマはこのタイミングがキレイ)
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