ニセコのイワオヌプリと大沼の間に流れている硫黄川周辺は、景色が独特な上に休憩にいいポイントで、紅葉が美しいポイントでもあります。
だけども行くには少し大変。縦走するか、それなりのアップダウンを越えながらピストンするしかありません。
かつてはここに至るための別ルートがあって、私も10年近く前に一度歩いてみたことがあります。当時はすっかり廃道となってしまっていて、大正時代の地形図を元にヤブをかき分けながら歩きました。
そんなかつての道を再び歩けるように、山岳会の面々で今年からチャレンジしています。まずは継続的な草刈りからですが。
まだぬかるみが多い上にすぐに道を塞いでしまうほどのチシマザサが繁茂していて、さらにはニセコの中では昔からクマが出没するエリアでもあって、一般的なルートとするにはもう少し工夫が必要ですが、まずはこの日は山岳会の仲間たちと魅力発見の目線で歩いてきました。
何年かしたら一つのバリエーションルートとして使えるようにしたい、という思いがあります。
地域の自然を楽しめる「道」や「登山道」、さらにはそれを案内する「ガイド」に至るまで、様々な個性があって、様々な楽しみ方があった方がいい。
その上で、訪れるお客さんが自分の好みに合わせて選べばいい。地域全体が一つの方向を向く必要はないと思っています。
多様性がニセコの良さでもあります。
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