11月になると、どうしても歩く量が減ります。
夏は尋常でないほどに歩いている分、運動量が少し減っただけで余計に感じます。しかもニセコの11月って何をやるにも中途半端な季節なんで、なおさらです。
そこでここ数年の11月はカラダ作り月間。
体幹トレーニングを中心に、柔軟性を保つためのストレッチや下半身の筋トレなど。
寒くなってくると古傷が傷んだりするし、来たるスキーシーズンに向け怪我をしないための準備です。
こういうことって、アスリート肌ではまったくないワタシには苦手な習慣です。
スキーも若い時は ”感覚と感性だけで理論は別に…。カラダ作りも別に…。” というタイプだったけど、最近はそうも言っていられず、心を入れ替えてます。
というのも、夏に歩いている時も、倒木を跨ぐのに無意識に足を上げたら自分の思っている以上に足が上がっていない…なんて事があったりするし、気持ちだけでイケちゃうイケイケな年齢でもないし。
大事なことは、そこで悲しがったりせずに「そういうものだよね」と受け入れ、身体作りと気持ちのスイッチを入れ替えること。若い時のパフォーマンスを求めて同じように楽しもうとしてはイケません(まだ少しあがいてますが)。
新たな楽しみ方を探して見つけるチャンスだと思えば、楽しいものですよ。
なのでここ数年は、”自分の身体をコントロールする” ことに重きをおいています。
昔のように、スキーで山に行って「ヤッホー!」と滑るばかりでなく、キチンとゲレンデで基礎練習を重ねて自分の身体をコントロールする精度を上げ、一本をより深く楽しむ。
こんなやり方がハマっています。
スキーでも登山でもどんな運動でも、年齢や体力に合わせて自分の身体の使い方と限界を知り、楽しみ方を柔軟に変えていくことも、永く楽しむコツのひとつだと思います。
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