町の観察会

GWが終わるとともにニセコのスキー場も終了し、私の冬シーズンも終了しました。
山に登ればまだ滑れる場所もあるけども、私にもうそんな時間はありません。仕事も完全に夏モードですから。

ニセコでも数日前にキビタキが到来して、オオルリ・キビタキ・クロツグミといった森の中での歌の名手が揃い、夏鳥の8割ほどが勢揃いしました。

こうなると鳥シーズンが本番!ピークを迎えています。
しかもまだカタクリやらエゾエンゴサクやらの春植物も咲いていて、サクラもまだ咲いています。
いい時期です。

そんな絶妙なタイミングを狙って、町主催の鳥の観察会をやってました。

双眼鏡の使い方から実際に鳥が見れた時のポイント、鳥だけでなく足元の花々も愛でてみたり…さらには、地元の愛好家ですら知らないであろう場所に立ち寄って優れた自然環境を見つめ直してみたり……地元の人が地元の自然を楽しむための観察会となりました。

これだけの人数の皆が同じ鳥をじっくり観察出来る、という大サービスな鳥も何種類か出現し、皆さん大喜び。やっぱり実際に見られるのが一番ですもんね。

そして時間に余裕のある人は観察会後に居残り、遊歩道に積もった落ち葉や枯れ枝・泥などの掃き掃除を実施。
こういったことは行政頼みにすることなく、”誰かのために、気づいた誰か” がやるのが一番です。
そんな地元の人の ”愛” が感じられる遊歩道が森に中にあるって素晴らしいことじゃないですか?
こういう観察会がそういった気持ちにも繋がっていったら嬉しいですね。

こんなふうに気持ち良く・誰にでも安全に自然と親しむことができる場所があり、そこを利用して自然に目を向ける人がさらに増えていくことが、地域の自然を永く守っていくことに繋がるはずです。
一番怖いことは「無関心」なこと。

流行りの ”持続可能ななんちゃら” だとかを論じることはどーでも良くて、目の前の自然に目を向け続けることが何より大事です。
そしてそんな ”目を向ける” きっかけのお手伝いをするのも、ガイドの大事な仕事のひとつです。

清掃後

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