私は今でこそ植物ばかりを追いかけていますが、それは、とあるキッカケで植物を真面目に勉強するようになりその面白さと奥深さにハマっていったわけで、元々は鳥屋なんです。
(この業界、鳥の専門家は”鳥屋さん”とか、昆虫の専門家は”虫屋さん”などと言います)
なので、今でも「鳥を追っかけるスイッチ」で歩くこともありまして、今日はそんな時の写真からチャレンジシリーズ開催!
ちなみに、前回の「チャレンジシリーズ」はこちらから。
以下の写真はすべて拡大出来ます。
※ピントが合っていなくてイケてない写真もありますが、そこいらはおおらかな心でお願いします。
1.コゲラ
小さなキツツキの仲間ですが、あまり人を恐れず大胆なのでよく見られるかも。
2.ツグミ
冬鳥(旅鳥)でニセコでは春の渡りの季節によく見られます。
3.ヒヨドリ
都会ではおなじみ。ヒーヨヒーヨの鳴き声と頬の赤い斑が特徴的。
4.ゴジュウカラ
この鳥も人を恐れないので、意外と近くで見られるかも。さえずりも大きな声でよく聞かれます。
5.シマエナガ
近年大人気。本州にはエナガが生息し、その北海道亜種。
次!
6.アオジ
北海道の夏鳥では最も多く見られる鳥(だと思う)。本州以西の積雪の少ない場所では漂鳥〜冬鳥。
7.ヒガラ
北海道の針葉樹林にはたいていこの鳥がいます。ちっともじっとせずに常に甲高いチーチーという声で鳴き、頭頂部の寝癖も特徴。
8.ホオジロ
草原性の鳥で、その名の通り頬が白い。オスは胸~腹に赤みがあります。
9.オオルリ
日本三大鳴鳥のひとつになるほどのキレイなさえずりなんだけど、沢の傾斜地にある樹のてっぺんにいることが多く、なかなか見る機会が少ないな…。
10.アカハラ
ツグミの仲間は地上にいることが多く、アカハラもそんな。声はすれども姿は見えず…。
はい次!
11.ウソ
おちょぼ口が可愛いけど、桜の蕾や木の芽を食べちゃうので農家さんなどには不評だったり…。亜高山で繁殖するので夏の山の鳥のイメージもあります。
12.アオサギ
大型のサギの仲間で、本州でよく見かけるいわゆる”シラサギ”とは体の色が違います。頭部の黒く長い「たてがみ」(冠羽)が特徴的です。
13.ベニマシコ
体全体が赤い鳥って、鳥全体で少なめのイメージ。声は地味だけど、それなりによく見かけます。
14.ハシブトガラ
北海道固有種で、本州にいるコガラと見た目はほぼ一緒(北海道にはコガラとハシブトガラと両方が混在します)。こだわりたい人はかつてブログに上げてありますので、最下部のリンクからどうぞ。
ふぅぅー。
このくらいで……。
今回は、よく見られる鳥や、姿や声が特徴的な鳥、人を恐れず観察しやすい鳥などを取り上げてみました。当然まだまだこんなタイプの鳥はたくさんいますが、こんなふうに「見やすい・覚えやすい」鳥から覚えるのがおすすめです。
今回は「余裕だね」という人もいるかと思いますが、さらに、出会いにくい鳥・識別の難しい鳥・声での識別、さらには雌雄判別や年齢判別・飛翔時の識別などなど、鳥を見分けるだけでも奥深い世界が待ってますよ。
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