地元町民向けの自然講座、「木(き)の曜日講座」の担当分が先日終わりました。
主催者の方の粋な意向により、今年は少しマニアックな話題を、ということで、シダについての講座。
こんなマニアな話題にもかかわらず多くの方に来て頂き、質問も多数、嬉しい限りです。
講座でも触れたことですが―、
『意識的に目を向けて、自分の知っているモノとの “違い” に気づき、出来れば名前を判明させる。』
ことが第一かと思います。
意識さえ向けば、シダなんて足元に山ほどありますので。
そんな積み重ねで識別できるものが増えていき、そんな過程に楽しさがあるものです。
識別のために名前や用語を暗記することが最優先になったらツマラナイ。
ゆくゆくはコムズカシイ専門用語の理解が大事になることがありますが、まずは何より「目を向けて」「それぞれの違いに気づく」。
ココかと思っています。
そんなふうにワタシだって……
↓3年ほど前に見た、分からなかったシダ。
それよりも前にも何度も歩いている場所にもかかわらず、この “分からないシダ” の存在自体に気付けませんでした。
存在そのものに気づけるようになっただけマシなのですが、当時は「見たことない」ということしか分からず、名前は決められないまま時間は過ぎ……
昨年改めて見に行ったら、あっけなく判明。
キヨタキシダでした。
北海道では分布のとても少ないシダなので、当時は分からなかったのでした。
↓これもかつては分からなかった。
カラクサイヌワラビ。
分からなかったモノが分かるようになる。これもウレシイものです。
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