北から南へ行くと

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まだ東北出張中です。
北海道とは違う森の姿や動植物を見る毎日で、とても楽しく勉強できています。あっ、仕事ですが(笑)
植物の多様性って、基本的には南の地域の方が豊かなものです。
北国では、他に大して選択肢がなければ、さほどキチンと見なくても見分けられるものってたくさんある訳で、例えば北海道での野菊の仲間なんてそう。
それが南へ行くと一気に考えるべき選択肢が増えて、改めて、今までの自分の見ていなさ加減を実感することが出来ます。
そんなトコロを今回、ワタシ的に少し分かっているふうに思っていた「シダ植物」でもよく感じています。
北海道では大して選択肢がなかったのに、南下すれば一気に考えるべき選択肢が広がり、もっとシビアに観察してもっと色んなことを知っていないと、現地で見えてこないこと多数。
まだまだ修行が足りません。
動植物って、南から北へ行く分には選択肢が狭まることが多いのですが、北から南へ行くと新規で覚えなければいけないことが一気に増えちゃうんです。
だけども気持ちが負けなければ、そこも楽しいものです。
そんな風に、ワタシも自身の経験値アップを図っている毎日。
↓本州から九州までの道端などによくある「キツネノマゴ」。北海道には自生しません。
花が終わっているとはいえ、そもそも本州の道端をキチンと見ていないので今まで気付きませんでした。
こんなのばっか。
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ガイド仕事をやっていると、日本中の色々な地域からお客様に来ていただいてます。
となると、ガイド自身がお客様の地域の自然を出来るだけ分かっていた方がいいに決まってます。
そう信じて、そんな果てしない感じを楽しんでマス。