ヤマセミは北海道では冬でも見られる地域(=留鳥)と、夏だけしか見られない地域(=夏鳥)があると、ワタシ的には思ってます。
ニセコでは、数年前までは冬に見られることはほとんどなかったのですが、ここ数年は冬でも稀に見かけることがあります。
夏より個体数は減るのだろうけど、ニセコでもここ数年は間違いなく越冬しているようです。
しかし、これだけ雪が多いニセコ。
冬に川辺に近づいて行って、ずっと雪が降り続く中で探し回る、というのは現実的に難しく、そうなるともぉ雪中行軍の様相。
「ヤマセミを見るためにそこまでするかどうか」
はアナタ次第。
今回は、昨年末に新たに見つけた越冬地。
何回か同じ場所で見ていたのですが、ここ数週間はパタッと見かけなくなりました。
「厳冬期を迎えて、雪の少ない周辺地域にでも移動したのかな」
と思いつつも、それでもめげずに通い続けて、この日も2時間待ち・・・・・・。
なんて書くと、
「雪の中、2時間待つなんて、なんとまぁモノ好きなのでしょう」
という気になるかもしれませんが、実はここ、車から降りて3歩で到着できる観察場所なので、まったく苦になりません。
車の中でウトウトしかけていると、ヤマセミ特有の鋭い鳴き声に起こされました。
近づきすぎて双眼鏡で覗いたり、写真を撮るために追いかければ、せっかくの厳しい冬をやり過ごそうとしている鳥に対して強いプレッシャーとなりますが、ここは今までの観察の中で “止まり木” が分かっているので、余裕の心持ちでその木に止まるのを待つのみ。
ずっと待っていたら、向こうから近づいてきました。
2ヶ月かけて、「ニセコの冬でもヤマセミが越冬している」という証拠写真がやっと撮れました。
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