この日は、毎年恒例のニセコ羊蹄山岳会の活動で羊蹄山へ。
本来は羊蹄山に生育していないコマクサが、羊蹄山には咲いています。
このコマクサは、10年以上前に人間の手によって種が蒔かれたことが専門機関により判明しています。
つまり、羊蹄山にとってはコマクサは国内(移入)外来種ということになります。
元の自然植生のバランスを考えれば、望ましくない存在なのです。
そんなコマクサは何も悪くないのですが、人間の歴史よりも遥か昔から続く羊蹄山の自然植生を保つべく、この8年間、地元の山岳会やガイドが中心となって駆除作業をしています。
今年はやっぱり雨。ホント、最近の天気は梅雨よりヒドい。
ガイドばかりなので、登る途中も見るもの・話すこと盛りだくさんです。
若いガイドさん、勉強中(笑)
当然許可申請を取っているので、頂上付近で登山道を離れて作業開始です。
目を皿のようにして小さなコマクサの葉を探します。
一時よりも花を咲かせている個体や全体の個体数はだいぶ減ってきましたが、今年もまだ50個体程度はいました。
出来るだけ根も残さずひとつひとつ丁寧に駆除していきます。
種を蒔く行為は一瞬で済みますが、それを駆除していく作業は10年かかっても出来ない地道な作業です。
まだまだ来年以降もやらねばなりません。
ワタシとしては、地元ガイド仲間と無駄話をしながら山に登るのも楽しい一日です。
ゴゼンタチバナ
ヒメマイヅルソウ
キクバクワガタ
イワベンケイ
ミヤマクロスゲ
ミヤマオダマキ
クモキリソウ
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