妄想散策

ガイドをやっていると、自然散策や登山に一般的に良いとされる時期には、なかなか自由に歩きに行けないものです。
一般的に花がなくなるこの時期は仕事的にも時間が空くので、10月半ば~11月の積雪までのこの時期が勝負です。時期的に、どこに行っても枯れた植物ばかりなんですが(笑)
新規ツアー場所の開拓や夏に行けなかった場所の様子見など、歩きまわっています。(というか今はまだ東北にいるので、帰ってからも歩き回る予定です)
そんな時、花がなくても……
・葉っぱだけで―
・様々なステージ(成長段階)で―
・ロゼット(越冬葉)の状態でも―
個々の植物の識別が出来れば、盛期にそこがどんなふうになるのかイメージが出来ます。
自然ガイドを名乗る以上、「花が咲いてりゃ名前が分かって当たり前。そこからスタートよ」と強気な発言をするワタシ。
ちなみに、この日はオオハンゴンソウのステージごとの良い記録写真が撮れたので、それをご紹介。
オオハンゴンソウ。特定外来生物ですが(笑)
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超チビ
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チビ1
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チビ2
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チビ3(ちょっとそれっぽくなってきた)
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チビ4(サイズも大きくなってきた)
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チビ5(だいぶそれっぽい)
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越冬葉
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オオハンゴンソウの花期に、茎についている葉(茎葉)はこんなです。
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オトコエシのロゼットもあったので、ついでに。
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夏には白い花がたくさん咲くのだろうな~
(オトコエシ)
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これをヤブキ用語で、妄想散策といいます。

コメント

  1. Ftre-zen より:

    この時期は、草がなくなる分見つけやすい(目立つ)ものもあって、見るものによっては見つけやすい、ということもあるのですが、そこはツアーではマニアックすぎて話すことはほとんどなく……(笑)
    ホント、初見のもののイメージがずいぶんと違ったり、草刈り圧のかかったものの難ししさといったら、いつも悩んでます。
    ホタルカズラは私は道内ではいまだ探索していなく、本州で見てからそれっきりになっています。まずは「The」というものをキチンと観察する必要があるのですが、まだまだ。。。道端モノで葉だけの識別といったら、さらに難易度アップですね~。
    私のこの時期は目下、ハナワラビの季節になっています(笑)

  2. ハナシノブ より:

    ほとんどの花が終わって草が枯れるこの時期は地面がよく見えるようになるので、私も色々探すのが楽しみです。ステージ(成長段階)によってオオハンゴンソウはこんなに姿が変わるのですね。メハジキも来年用の葉が芽生える時期なので探すチャンスなのですが、やはり成長段階によって全然違う姿になるようですので花期以外で見つけるのは難しいですね。初見の植物と対面する時、私の場合図鑑などで得た情報で自分がイメージした姿や大きさが違うことが多いですし、花期でも途中で一度刈られた個体は草丈が低かったりするので発見が難しくなります。葉だけで正確に見分けられるようになりたいものです。目下の課題はホタルカズラです。花がなければワスレナグサの葉と区別がつきません。(笑)

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