この日は、今冬も来ていただいたお客様。
早速、夏に突入した途端、ご連絡を下さいました。
冬の時は、1dayフリーツアー×二日間のどっぷりツアーで、写真撮影がメイン。
とは言っても、写真を撮るだけでなく、自然にもたいそう詳しいお客様です。
台風の影響が心配される日でしたが、雨が降りだす時間を入念に調べて、なるべく写真が撮りやすいような時間内での1dayツアーです。
ここは鏡沼湿原。
地図にあるコースタイムでは片道45分程度の道のり。往復で1時間半~2時間程度。
だけどそれは、ただ歩くだけ、で歩いた時の時間。
通常、ワタシのツアーでは、ここを往復3時間~3時間半程度をかけて、自然をみるツアーをしています。
それだけでも、れっきとしたスロウハイキングです。
そ~れ~が~!
今日はなんと! “片道” 3時間!!
鏡沼湿原だけで一日ツアーです。
咲いている花々や目につく植物はすでにご存知なのですが、そこはガイドツアーなのです。
普通は目につかないであろう花々まで拾って、数歩歩いては立ち止まって、あーだこーだと写真を撮り・・・
また見つけては立ち止まってあーだこーだと写真を撮り・・・
時には森全体・地形全体を大きく見て・・・
まぁ、進みません(笑)
我ながら、ここまで見るものがあるのか、と再発見でした。
ちなみに、ここは車道から100m歩いてないところです(笑)
エゾシロネの花は気づきにくい花。
この時期でも、ツタウルシは新葉をだすのですね。赤がキレイ。
地形を意識して改めて自然を大きく見てみると、違う自然が広がっているもので。
そんなテーマで、下の写真では30mほど観察中。
撮影と観察に、30mに30分かかってます(笑)
だからこそ見つけられる、超ミニミニの花。1mmほどの花。
せっかくなので、花の作りや種子ができる場所なども観察。
視点を変えれば、こんな情景。エゾメシダの胞子たち。
ここにこの花があるのは、ワタシも知らなかった。こんな歩き方だからこそのご褒美でした。
シャクジョウソウ。
水もいい被写体ですね。
そんなこんなで、片道3時間ほどかけてやっと湿原に到着。
湿原内では当然のごとく、自由行動。
ツアー中にも関わらず、ワタシ自身が100枚近い写真を撮ってる時点で、いかにスロウで自由行動的ツアーだったのかが伺えます(笑)
半日で歩けるところを、何も半日で歩かなければいけないわけではありません。
この方々は、そんな自分たちのペースを大事にしているお客様なので、とことんお付き合いしていたら、もう夕方。
往復で6時間。ワタシにとっても、改めて充実の鏡沼湿原なのでした。
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