ヒカリゴケ

ヒカリゴケは本州中部以北~北海道の洞窟や岩の隙間などに生育するコケ(蘚類)で、洞窟内に届いた光が細胞内で反射し、反射した光が細胞内の葉緑体を通る時に黄緑色に輝いて見えるためにこう呼ばれます。

道内では羅臼町にあるマッカウス洞窟のヒカリゴケ生育地が有名で、ここは北海道指定天然記念物に指定され、国内でも最大規模のものが見られます。
ここのヒカリゴケは25年ほど前に見に行った記憶があるのですが、残念ながら現在は、数年前から崩落の恐れのために近づけなくなってしまいました。

そんなヒカリゴケ、羊蹄山の登山道途中に見られるポイントがあります。
規模はとても小さく、ヒカリゴケについての案内看板もないので知らないと通り過ぎてしまうような場所ですが、岩の隙間を覗き込むと確かにヒカリゴケが見られます。

このヒカリゴケ、羊蹄山の登山を始めて数十分の「さぁ登るぞ!」という意気込みの頃に通るせいか、「時間をかけてじっくりと写真を撮る」ということを今までしたことがありません。
さらには、暗い岩の隙間の弱々しい光なんで撮影難易度は高め。「レンズやカメラの設定やらをキチンと見直して真剣に撮る」なんてこともしたことがありません。

今回、ヒカリゴケの写真が必要になり、まともな写真を持っていないことに気づきました。
今までたくさん撮ってはいるのに、どれもまぁ、パッとしない写真ばかり。“とりあえずシャッターを押しておきました感”みえみえの写真ばかりです。

ならば!と先日、写真を撮りに行ってきました。

もう少し工夫して上手く撮れそうな方法も思いつきましたが、今回の手持ち道具ではこれが限界。
また今度チャレンジしてみよう。

ヒカリゴケ(⇔)

 

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