今年も倶知安町冬恒例の自然講座が開催されます。
その中の、3月16日(木)分の一コマを担当させて頂きます。
鳥や植物に詳しい人がその名前を明らかにする時には、数百以上もの選択肢を頭に浮かべて見分けているわけではなく、「ここならこんなものが出るだろうな」といった想定をしているものです。
鳥や植物を見るにあたって、この想定が出来るようになったらもう完全に脱・初心者です。
その手がかりは、周囲の環境。
「個と全体」との繋がりが整理されてくると、ただの”種名の羅列”だったものが”繋がり”として見えてきます。そこが面白い。
だから鳥にしろ植物にしろ、「見られるようになりたい」と思っている人は、初めうちのうんざりする気持ちにめげず、”種名の羅列”にも慣れていく必要があります。
ある時、頭がすっと整理されて光が差し込みますから。
そんな光が少しでも早く差し込むようになるべく、その環境と(ニセコで見られる)鳥の組み合わせ、なんかを中心にお話しします。
実は元々は、主催者の人が、
「ヤブキさんは植物やら鳥やら何やら色々と…ですが、一体何者で、どうやってきたのですか?
そこいらへんを話してもらいたい」
などと、ずいぶんと個人的・マニアックすぎる要望があったのですが、さすがにそんな私事の話で2時間近く話すわけもいかず(笑)、こんな内容に落ち着きました。
町に住む方々が近所の公園で鳥をきちんと見て楽しめるように。
私的には、鳥でも植物でも「個々を細かく見たり、全体を俯瞰したみたり」って視点は大事にしている所です。
近隣でお時間のある方は是非!
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