アリは集団レベルでは高い社会性を持ち、個レベルでは強い攻撃性を持つものもいて、最強の昆虫のひとつとも言われます。
そんな”強さ”を、見た目で真似して身を守るクモ。
アリグモ(の一種)。
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脚が8本あるので昆虫の仲間ではなく、れっきとしたクモの仲間です。
最前列の脚を高く上げてアリの触覚まで真似るこだわり。
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捕食者から逃げるために他の生き物を真似る擬態様式をベイツ型擬態といい、他にも様々な生き物がこのような擬態をしていますね。(ハチに擬態するアブなど)
ちなみに植物では、葉の食害を防ぐために葉の元の方にアリが好む蜜を分泌してアリを呼び寄せ、アブラムシなどの害虫から葉を守るものもあります。これは擬態ではなくアリの用心棒。
↓エゾノウワミズザクラの蜜腺(葉の付け根にある小さな丸い”ぽっち”)
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